初めてでもわかりやすい用語集

格付 (かくづけ)

格付とは、格付機関が債券やその発行体、金融機関等の債務支払能力を評価し、信用力を示したものです。格付が低くなるほど債務不履行(利息や元本などをあらかじめ決められた条件で支払うことができなくなること)に陥る可能性が高くなります。近年はその対象が、債券やその発行体である国や企業だけでなく、証券化商品等にも広がっています。2007年以降に世界的金融危機の発端となったサブプライムローンを組み入れた証券化商品が、高い格付を得ていたことから、その正確性に疑義が生じ、各国で格付会社規制が行われるきっかけとなりました。

ワンポイント

格付会社は基本的に、格付される側から提出されたデータをもとに、経営の安全性や信用力等を分析・評価します。その評価を大まかな定義別にすると、Aクラスは債務履行の確実性が高い、Bクラスは注意が必要、Cクラスになると債務不履行になる可能性があると捉えればよいでしょう。一般に格付がBB以下の債券はジャンク債や、ハイイールド債と呼ばれ、相対的にリスクの高い債券と位置付けられています。

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