初めてでもわかりやすい用語集

ブロックチェーン (ブロックチェーン)

ブロックチェーンとはコンピューターネットワーク上のデータを管理する技術のひとつで、日本語では「分散型台帳」といわれます。次々と形成される取引の履歴(ブロック)が鎖(チェーン)のように連なって行くことから「ブロックチェーン」と呼ばれています。
ブロックチェーンは1つの会社や組織内で管理される「プライベート型」と、管理者がおらず、誰でも参加が可能な「パブリック型」に分かれます。パブリック型では、取引データがネットワーク上に公開されていて、ユーザー同士が分散して取引履歴の管理・監視を行っています。そのため、データ改ざんが極めて難しく、局所的に発生したトラブルにも強いというメリットがあります。また、1からシステムを構築するより安価でネットワークの形成が可能なこともあって、近年は金融や医療、小売等、様々な業界、業種で幅広く活用されるようになっています。

ワンポイント

ブロックチェーン=暗号資産というイメージを抱いている人も多いかもしれません。2016、2017年頃に巻き起こった暗号資産(仮想通貨)ブームによってブロックチェーンという用語が社会に普及したのは確かですが、暗号資産はブロックチェーンという技術を活用したもののひとつに過ぎません。過去には、暗号資産取引所から暗号資産が流出する事件が相次ぎましたが、これらの大半は取引所のセキュリティー体制に問題があることで発生した事件であり、ブロックチェーンそのものの信頼性や安全性が脅かされているわけではないようです。今後は、IoT(モノのインターネット)やフィンテック等にブロックチェーンの技術が幅広く活用されると見られていて、株式市場でも引き続き注目のテーマとなりそうです。

関連ワードを用語集で調べる

頭文字から探す

分類から探す

スマートフォンなら最短即日
パソコンなら最短3日で取引可能!

各種パンフレットを
WEB上でご覧いただけます。